
こんにちは。理事長の宮前です。
毎年、実習や見学に来てくれる学生さんや新卒の皆さんから「どんな職場を選べばいいですか?」という相談をよく受けます。
そのたびに私が伝えているのは、最初の職場選びこそが、これからの成長を大きく左右する大切な一歩だということです。
今日は、歯科業界へ一歩を踏み出す皆さんが、職場選びで大切にしてほしいポイントをお話しします。
近くに“ちょっと先を行く先輩”がいる職場を選ぶ
新卒の方にとって、社会人としての第一歩は、大きな転機です。
だからこそ私は、「すぐそばに1〜2年先を歩いている先輩がいる職場」をおすすめしています。
たとえば、自分が1年目のときに、すぐそばに2年目・3年目の先輩がいて、「1年後にはこうなれるんだ」と未来の自分を思い描けるような環境。
その先輩たちも、つい最近まで同じ悩みを抱えていたから、気軽に相談できて、共感も得やすいんです。
こうした“少し先を行くロールモデル”が身近にいることは、新しい環境で安心して成長していくうえで、とても心強いです。
先輩たちの“今”が、自分の“未来”になる
歯科クリニックは、どうしても小規模になりがちです。
5年目、10年目のベテランが1人しかいない、あるいは在籍していない職場も珍しくありません。そうなると、年数の離れた先輩は「1年目のときってどうだったっけ?」と忘れてしまっていることも…。
すると、自分が「どう成長すればいいのか」がイメージしづらくなることがあります。
だからこそ、「1〜2年先を歩く先輩たちに囲まれた環境」は、すごく成長しやすいんです。
日々の業務の中で「こうなりたい」という目標が自然と見えてくる。自分の“ちょっと先の未来”を、毎日リアルに感じながら働けます。
まずは“広く浅く”、そのあと“深く掘る”
専門性の高い医院や、小規模で特定の分野に特化したクリニックにも、それぞれに良さがあります。将来的に「この分野を極めたい!」という気持ちが芽生えたときには、そういった環境に挑戦するのも素敵な選択です。
ただ、1年目・2年目の時期は、できるだけ幅広い経験を積んでおくことが大切です。まずは、いろいろな分野に触れて、それぞれを60〜70点くらいでこなせることを目指してみる。そのなかで、「これが得意かもしれない」「もっと深く知りたい」と感じる分野が自然と見えてきます。
そうして見つけた“得意”や“興味”が、自分の軸になっていきます。その軸を土台にしながら、次のステップで専門性を深めていけば、自然と自分らしい働き方や進むべき方向がはっきりしていきます。
新人時代は“学校に近い環境”が学びやすい
入職して間もない時期は、“学校の延長”のような環境の方がスムーズに成長できると私は考えています。
同期の仲間がいて、すぐに相談できる先輩がいて、チームで支え合いながら一緒に成長していく。そんな場所なら、「分からないことをそのままにしない」「一人で抱え込まない」経験が自然と身につきます。
そんな温かい環境の中でこそ、安心して学べて、自信につながっていきます。
「ここなら成長できそう」と思える職場を選んでほしい

職場選びでは、給与や休日、通勤距離、雰囲気など、さまざまな条件が気になるのも当然です。
でも、最終的に一番大事なのは「この場所で自分がどう成長できるか」です。
「この先輩のようになりたい」
「このチームの一員として頑張っていきたい」
そんな気持ちが芽生える場所なら、毎日が前向きになり、努力を続ける力になります。
私はこういったお話を、実習生さんや新卒の子たちから就活相談を受けたときに、いつも真剣に伝えています。
これから歯科業界で働く皆さんが、「ここでなら、自分の未来が楽しみになる」と思えるような職場と出会えることを、心から願っています。
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